今年は、インフルエンザの流行が例年よりかなり早く始まっています。「早く打ったほうがいいの?」「公費で打てるのはいつから?」というご質問を多くいただいていますので、現時点でお伝えできることをまとめました。当院では、9月14日(月)から自費での接種を開始しています。鼻スプレーの「フルミスト」は9月28日(月)からです。吹田市の高齢者の公費接種は、例年どおり10月1日からの見込みです。当院の接種開始日と料金種類開始日対象回数料金(税込)注射(自費)9月14日(月)3歳以上13歳以上:1回13歳未満:2回3,300円(13歳未満1回3,000円※2回で6,000円)鼻スプレー(フルミスト)9月28日(月)2歳〜18歳※当院では3歳以上を接種対象とさせていただきます1回8,500円高齢者の定期接種(公費) 10月1日〜(予定) 吹田市にお住まいの対象の方 1回 吹田市の案内をご確認くださいご予約はWeb予約またはお電話(06-6872-6002)で承っています。Web予約では「インフルエンザワクチン(注射)」または「インフルエンザワクチン(鼻スプレー・2歳〜18歳)」をお選びください。※ワクチンの入荷状況により、予約枠を調整することがあります。吹田市の高齢者定期接種は10月1日からの見込みです「流行が早いので9月からワクチンを打てるようになる」という報道をご覧になった方もいらっしゃると思います。これは厚生労働省が各自治体に「高齢者の定期接種を例年より前倒しして始めてもよい」と知らせたもので、実際に前倒しするかどうかは市町村ごとの判断になります。吹田市については、現時点で正式な発表はまだ出ていませんが、例年どおり10月1日からの接種期間となる見込みです。対象: 吹田市にお住まいの65歳以上の方。60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能障害などにより対象となる方期間: 2026年10月1日〜(予定) 回数: 1回 予診票: 当院に備えています65歳以上の方は10月1日以降のご来院を目安にお考えください。それより前に接種をご希望の場合は、自費での接種も可能です。9月に自費で接種した方も、10月以降に公費でもう1回打てます9月中に自費で接種した場合、その接種は定期接種としては数えられません。そのため、吹田市の定期接種の対象となる方は、10月1日以降に公費でもう1回接種することができます。ワクチンの効果は時間とともに少しずつ弱まります。今年のように流行が早く、しかも冬から年明けまで長く続くことが見込まれる年は、早めの1回目で秋の流行に備え、2回目で年明けの流行に備えるという考え方には十分に意味があります。重症化しやすい高齢の方や持病のある方にとっては、2回目を打つ価値はあると考えています。ただし、1回目から間をあけずに打っても効果の上乗せは期待しにくいため、2回目は11月後半〜12月以降をおすすめしています。時期やそもそも打つかどうかは体調や持病の状況によっても変わりますので、診察のときにご相談ください。「早く打つ」と「効果を長もちさせる」はトレードオフですワクチンの効果は接種のおよそ2週間後から出はじめ、数か月かけて少しずつ弱まっていきます。今年は流行が早いとはいえ、本格的な流行は例年どおり冬から年明けにかけて続く見込みです。10月〜11月に接種しておけば、年明けの流行までカバーできると考えられます。一方で、次のような方は早めの接種を検討していただいてよいと思います。65歳以上の方、心臓や肺の病気・糖尿病などで通院中の方(重症化しやすいため)受験生、またはご家族に受験生・小さなお子さんがいる方近く旅行や出張、人が多く集まる行事の予定がある方迷われる場合は、診察のときにご相談ください。持病の状況や生活の予定に合わせて、タイミングを一緒に考えます。お子さんの接種について13歳未満のお子さんは、2〜4週間あけて2回の接種が必要です。1回目を10月中に打っておくと、11月中に2回目が終わり、冬の流行に間に合います。当院は一般内科のクリニックです。注射の接種は3歳以上から承っており、それより小さなお子さまについては小児科での接種をご検討ください。学童期以上のお子さまであれば、保護者の方と同じ日にご一緒に接種していただけます。中学3年生には吹田市から接種費用の一部助成があります。例年9月末ごろに対象のご家庭へ案内のはがきが届きます。受験を控えた学年でもありますので、冬の本番前、11月中の接種をご検討ください。はがきが届いたら、内容を確認のうえお持ちください。注射が苦手なお子さんへ|鼻スプレー「フルミスト」鼻に噴霧するタイプの生ワクチン「フルミスト」も取り扱っています。当院では9月28日(月)から接種を開始します。対象: 2歳〜18歳 回数: 年齢にかかわらず1回/料金: 8,500円(税込)(※注射と違い、13歳未満でも1回で済みます)鼻の中に左右0.1mLずつ噴霧するだけで、注射の痛みがありません。接種後に鼻水や鼻づまり、のどの痛みなどの軽い症状が出ることがあります。次のような方は接種できない、または注射のワクチンをおすすめしています。2歳未満、19歳以上の方この1年以内に喘息の発作があった方、重い喘息の方免疫の働きが低下する病気や治療中の方、そうした方と同居されている方アスピリンを飲んでいるお子さん卵やワクチンの成分に重いアレルギーがある方妊娠中の方フルミストが合うかどうかは、お子さんの体調やご家族の状況によって変わります。ご希望の場合は診察時にご相談ください。すでにインフルエンザにかかった方も、打つ意味があります今年は8月から流行が始まっているため、「もうかかったからワクチンは要らないのでは」と思われる方もいらっしゃると思います。ですが、かかったあとでもワクチンを打つ意味は十分にあります。インフルエンザにはA型(H1N1、H3N2)とB型など複数の型があり、一度かかって免疫がつくのは、そのときにかかった型に対してだけです。ワクチンにはこれらすべての型が含まれているので、ほかの型への備えになります。実際に、同じシーズンにA型とB型に続けてかかる方は珍しくありません。すでにかかった方は、熱が下がって体調が回復していれば接種できます。回復後どのくらいで打てるかは、診察のときにご相談ください。ご家族そろっての接種をおすすめしていますインフルエンザは、ご家庭のなかで広がりやすい感染症です。おひとりだけ接種を済ませても、同居のご家族に未接種の方がいると、家庭内での感染が起こることがあります。当院では、3歳以上のお子さまから働く世代、ご高齢の方まで、同じ院内で接種を受けていただけます。「子どもは小児科、親は内科、祖父母はまた別の医療機関」と分けずに、ご家族分をまとめてご予約いただけるのは、かかりつけの内科クリニックならではの利点です。また、当院は女性医師である志波院長が診療しています。女性の医師に相談したいという方も、どうぞお気軽にお申し付けください。接種前後の注意点と副反応接種当日に発熱がある場合や体調がすぐれない場合は、接種を見合わせることがあります接種後30分程度は、急な体調の変化に備え、様子をみられる状態でお過ごしください接種当日の入浴は通常差し支えありませんが、接種部位を強くこすらないようにしてください主な副反応として、接種した部位の赤み・腫れ・痛みが比較的よくみられます。通常は2〜3日で軽快するとされています。全身の反応として、発熱、頭痛、寒気、だるさなどがみられることがあります。まれに重い副反応として、アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、肝機能障害、ぜんそく発作などが報告されています。接種後に息苦しさ、じんましん、意識がもうろうとするなどの症状があらわれた場合は、速やかに医療機関にご連絡ください。なお、ワクチンは感染や発症を完全に防ぐものではありません。発症を抑える効果や、かかった場合に重症化を抑える効果が期待されるものです。手洗いや換気などの対策とあわせてお考えください。よくいただくご質問Q. 卵アレルギーがありますが、接種できますかA. 現在使用されているインフルエンザワクチンに含まれる卵の成分はごくわずかとされており、多くの場合接種は可能です。ただし、過去に卵で強いアレルギー症状が出たことがある方は、接種前に必ずお申し出ください。診察のうえ判断いたします。Q. 妊娠中・授乳中ですが、受けられますかA. 妊娠中の方も接種を受けられるとされています。ご心配な点は産科の主治医ともご相談のうえ、当院にもお聞かせください。授乳中の接種についても、通常は差し支えないとされています。当院では女性医師が診療していますので、相談しづらいと感じられていた方もどうぞご相談ください。Q. 新型コロナワクチンと同じ日に受けられますかA. 受けられます。新型コロナワクチンと他のワクチンとの間に接種間隔の制限はなく、インフルエンザワクチンとの同時接種は、医師が必要と認めた場合に行えます。その際は左右別々の腕に接種します。「2回に分けて来院するのが大変」という方は、同じ日にまとめて接種することもご検討ください。ご希望の場合は、ご予約の際にお申し出ください。Q. 他のワクチンとは、どのくらい間隔をあければよいですかA. インフルエンザワクチン(注射)は不活化ワクチンですので、新型コロナワクチン、高齢者用肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンとの間に間隔をあける必要はありません。注射の生ワクチン同士(麻しん風しん、水痘、おたふくかぜなど)は27日以上あけますが、それ以外の組み合わせに制限はありません。なお、フルミストは生ワクチンのため、他の生ワクチンとは27日以上あける必要があります。同じワクチンを複数回接種する場合(お子さまの2回接種など)は、ワクチンごとに定められた間隔に従います。母子健康手帳や接種済証をお持ちいただければ、その場で確認いたします。Q. 熱はありませんが、少し風邪気味ですA. 体調によっては接種を延期させていただくことがあります。自己判断で見送らず、まずはご相談ください。ワクチン以外の予防も大切です流行が早い今年は、ワクチンの効果が出る前に感染するリスクもあります。手洗い、咳エチケット、こまめな換気、十分な睡眠といった基本的な対策を続けてください。発熱やのどの痛み、強いだるさなどの症状が出た場合は、発熱外来をご利用ください。ご来院前にお電話またはWeb予約でご連絡いただけると、待ち時間を短くできます。===ご予約・アクセスWeb予約(melmo):24時間受付注射は「インフルエンザワクチン(注射)」、フルミストは「インフルエンザワクチン(鼻スプレー・2歳〜18歳)」を選んでくださいお電話:06-6872-6002所在地:大阪府吹田市古江台3丁目15-12(阪急北千里駅から徒歩6分)持病をお持ちの方、以前の接種で体調を崩されたことのある方、ご家族の接種をどう組み立てるか迷っておられる方は、どうぞお気軽にご相談ください。ご状況をうかがったうえで、無理のないかたちをご提案します。お電話(06-6872-6002)またはWeb予約からお気軽にご相談ください。監修監修: 医療法人健盛会 かえでファミリークリニック 院長 志波 里奈(内科認定医) ※この記事は2026年9月時点の情報です。吹田市の定期接種の詳細は、市からの案内をご確認ください。2026年9月18日更新